カウンセリングを受ける人々

うつ病の治療

現代のうつ病の原因に対する仮説

なぜうつ病になるかという原因は、近年急速に研究が進歩しました。 ただその発症の仕組みは複雑で、まだはっきりとした原因は特定されていません。しかし徐々にうつ病の発症原因は解明されてきています。そのような研究結果をもとにした新薬の開発も急ピッチで行われています。 うつ病の原因として考えられていることは、患者さん本人のもともとも性格や考え方の傾向、環境から受ける強いストレス、それに対応するための体質や脳内神経伝達物質の変化などが関与しているようです。 まだはっきりとしたうつ病の原因はわかっていませんが、主にストレスによる、脳内神経伝達物資の変化が考えられています。脳内には主に、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの三つの神経伝達物質うがあり、これらの機能によって、複雑な体の機能や脳の働きが制御されていると考えられています。

現代のうつの仮説をもとにした治療の取り組み

現在では、このようなうつ病の原因に対する考えをもとに、薬物療法と休養が主な柱になっています。 うつ病は脳内の神経伝達物質の働きに異常をきたしている病気です。そのため治療には脳内の神経伝達物資のバランスを改善させ、機能を回復するための薬物治療が必要になります。 また治療には十分な休養が欠かせません。それはうつ病になると判断力や決断力が低下してしまうため、普通の人なら簡単にできることができなかったり、いつもよりも多大なエネルギーを必要とするため、心身ともに疲れた状態になってしまうからです。 そのため薬物療法で神経伝達物資のバランスを正常に戻すとともに、休養を取りながら時間をかけて治療する必要があります。 うつ病の治療に用いられる抗うつ薬にもさまざまな種類があり、患者さんの診察を注意深くしながら、微妙に調節していきます。 本人が治ったと思っても、本当に治っていない場合も多く、医師と相談しながら時間をかけて治療していくことが必要になってきます。焦りは禁物です。